補綴矯正について
補綴矯正とは
補綴矯正とは矯正と言っても実際に歯を動かすことはせずに、現在ある歯を削ってその上からセラミックス系の被せ物で歯の方向を変えてしまう方法です。
通常の矯正治療を行うには数年かかりますが、この治療法だと2週間~4週間程度で治療が終了しますし、歯の色も変えられるので審美的な治療も行えます。
手順としては、仮歯を入れてからしばらく形や長さ等の様子を見た上で、問題がない段階で型を採って最終的な補綴物の作成を行います。
ただし、場合によっては歯の神経を取ることが必要になることもありますので、事前にしっかりとチェックやご説明を行った上で治療に入ります。
補綴矯正の症例
50代女性

0歳代の女性で、以前より反対咬合(受け口)が気になっており、人前では、手で口元を隠して笑っていたそうです。その頃、当院のHPを見ていただき、もし、反対咬合が普通の状態に戻せるものならと、来院されました。
10代女性
歯並びを気にされており、矯正で時間をかけて治療をするよりも被せ物で治せることができないか、、、ということでご来院いただいた患者様の写真です。治療経過については随時掲載していきます。
初診時 (2011.02.23)

途中経過(2011.03.03)

途中経過(2011.04.13)
これは、試適の様子です。見えている部分は白い蝋(ワックスで)、患者様に歯の長さ、形、あと最終的な色を技工士さん立会いのもと最終決定し、次回セットの予定です。
最終的にはその部位はオールセラミックを被せる予定になっています。

治療終了(2011.04.20) 最終補綴物を入れました。

60代女性
歯の色・形が気になるということでご来院されました。下の写真でもわかるように右上3番に出血・排膿が認められたため、スケーリング、ブラッシング指導等初期治療を行った上でTEK(仮歯)に変更しました。(真ん中の写真がTEK変更時の写真です。
なお、右上1番の出血は仮付けのセメントを取った際の物です)その後しばらくTEKで様子を見て最終補綴物(セラミック)を被せました。

20代女性
右上1番、2番(前歯とその横)が失活歯(以前神経を抜いた歯で、歯の色が変化した状態)でした。
まずTEK(仮歯)に変えて中にファイバーコアを入れました。
また審美的に目立たないように上下ホワイトニングを行っています。
最終的にはその部位はオールセラミックを被せる予定になっています。
